タンギングを速くするコツは”離す”ことだった!【クラリネット】

クラリネット(専門)

こんにちは、やなだです!

旋律を優雅に、軽快に演奏するには欠かせない”タンギング

今回はクラリネット吹きの皆さまに、タンギングを速くするコツをお伝えします

美しいタンギングを目指して練習スタートです!

タンギングを速くするコツ:①舌の位置

まずは舌の位置を確認しましょう

中央や先端の部分ではなく、先端から少しだけ中央に寄せたところがベストな位置です

「トゥ」と発音したときに、上顎に当たる舌の位置が正しい位置になります

マウスピースを咥えながら、先ほど確認した舌の位置が当てられるように練習しましょう

まずはゆっくり、丁寧にタンギングすることが大切です

  • 四分音符=60で1拍ずつタンギング(好きな音で◎)
  • 口で「トゥ」を5回発音 ⇆ 楽器で10回タンギング

毎回同じ舌の位置が当てられるかを確認しながらやってみましょう

タンギングを速くするコツ:②舌を付かずに”離す”

タンギング=舌を付くもの

生徒さんのレッスンをしていても、上記のように思っている方が多くいらっしゃいました

確かに舌を使って音をコントロールするので、”舌を付く”という意識になってもおかしくないです

しかし”舌を付く”という意識だと、舌が力んでしまいコントロールしにくくなってしまいます

ここでもう一度「トゥ」を発音してみてください。

軽やかに、力が抜けた状態で発音できていませんか?

タンギングもこの力が抜けた状態が一番です

「トゥ」をどのように発音しているか、よく考えてみると

  • 発音する前に舌が上顎に付いている
  • 発音する時に舌が離れる

もうお分かりですね!

力が抜けた軽やかなタンギングは、舌を離す意識が必要ということになります

先程の舌の位置を確認しながら”舌を離す”練習方法がこちら↓

四分音符=60で音を出し続けます

その中で舌だけを使って楽譜通りに音を鳴らして止める、という練習です

四分休符の部分も、息は流し続けています

舌を離せば音が鳴る状態だと思ってください

これを練習するだけで、かなり美しいタンギングに変化すること間違いなし!

タンギングを速くするコツ:③練習方法

舌の位置、舌を離すことをお伝えしましたので、最後は速いタンギングができるようになる練習方法

まずは①②を練習し、安定してできるようになってから練習することをおすすめします

なぜなら、基本の形ができていないのに速くする練習を始めても効率が下がってしまうからです

タンギングは丁寧さが重要ですから、落ち着いて焦らずに練習していきましょう!

練習方法その1:スケールでタンギング

曲の旋律で速いタンギングをしなければいけない時は、大体スケールのことが多いです

違う場合もありますが、同じ音でずっとタンギングする曲は滅多にないと思います

だからこそスケールで、別の音に移動した時でも美しいタンギングを保てるようにするのが◎

普段使っているスケール練習本で構いません

初めはゆっくりのテンポから、1メモリずつ上げていくようにしていきましょう

練習方法その2:八分音符・三連符・十六分音符

これはよくある練習方法だと思います

この場合、最初に確認した 舌の位置・舌を離す意識 を忘れずに取り組んでみてください

そして練習の仕方としては、拍の頭にテヌートを付けること

ずっと同じ音を吹いてると流れてしまうので、仕切り直しという意味でも必要な意識です

何度も言いますが、いきなり速いテンポで練習するのはNGです

ゆっくりから、丁寧に訓練していきましょう!

※下に練習ポイントをまとめておきます

■練習ポイント

 ①舌の位置確認、舌は”離す”こと

 ②ゆっくりのテンポから

 ③スケールでも十六分音符でも、拍頭にテヌートを付けること

まとめ:タンギングを速くするコツは”離す”ことだった!【クラリネット】

今回は【タンギング】についてのお話でした

様々な曲でタンギングは必要になってきますので、美しいタンギングで演奏できたら良いですよね

ぜひ練習を続けて、軽やかタンギングを手に入れましょう!

 またYouTubeを開始したので、遊びに来ていただけると嬉しいです⁂

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やなだ
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