クラリネットが上手くなりたい!毎日5分でも効果が出る方法3つ

クラリネット(専門)

こんにちは、やなだです!

今回は【クラリネット上達のための練習方法】をテーマに進めていきます

楽器はある程度演奏できるけど、もっと上手になりたい!」と思う方にぜひおすすめの練習方法。

音を出す、だけではなく “何を考えて練習するか” がポイントです

クラリネットが上手くなりたい!練習方法①呼吸を整える

まず、クラリネットは息を使って演奏する楽器なので、呼吸が大事なのはお分かりだと思います

それでは、その大事な呼吸、どのような意識を持って楽器に吹き込んでいますか?

たくさん楽器に息を入れようと思いっきり吹いている、あるいは何も考えていない

多くの方が↑に当てはまるのではないでしょうか

楽器に息をたくさん入れようとするのは間違いではないです

しかし、それだけでは ただ楽器を鳴らしているだけ になってしまいます

演奏するということは、あなた自身の音楽を表現するということ

楽器がある程度演奏できるレベルまで到達したあなたには、ぜひ意識していただきたいポイントです

ここでは呼吸を整えるポイント2つ、細かく見ていきましょう

1. 肺に息を入れる

管楽器奏者は腹式呼吸を使いなさい、お腹に息を入れて、などと言われた経験はありませんか?

人間の身体の構造上、息はにしか入りません

え、じゃあ腹式呼吸ってなに?と思った方のために、確認しましょう

※この図は医学的ではないので、あくまでも腹式呼吸のイメージ図だと思ってください

に息が入ることで、は大きく膨らみます

体の大きさは決まっているので、下にある横隔膜に圧迫されるのがわかるでしょうか

そうすると必然的にお腹の方にも圧力が加わり、お腹が膨らむという仕組みになっています

先生方も肺にしか息が入らない、ということはお分かりです

何を伝えたいのかというと

  •  肺にたくさん息を入れる
  •  肺だけを意識すると、肩が上がる浅い呼吸になってしまうから、お腹(横隔膜)に意識をして
  •  吐く息はしっかりとお腹(横隔膜)で支えて

横隔膜を動かす呼吸をしてほしい、ということになります

寝ている時の姿勢が自然と腹式呼吸に変化しているので、わからない方は試してみてくださいね

2. 一定の息の量を真っ直ぐ流す

先程の1つ目で、肺に息をたくさん入れることが必要だということを説明しました

次は、肺に入れた息をどうコントロールするのか、ということです

たくさん入れたとしても、上手くコントロールできなければ無駄になってしまいます

楽器を演奏するときは、一定の息を真っ直ぐ吹き続けるのがポイント

わたしが呼吸の練習+息のコントロールで、実際に行っている方法をご紹介します

  1.  口から肺いっぱいに息を吸う
  2.  「ふ」の口を窄めた形で、ほっぺたを膨らまさずに10秒間息を吹く(※斜め下に向けて)
  3.  息は完全に吹き切る

3つで1セット、毎日10回ほど繰り返しています

意識するところは、

  •  吹く息は細く鋭い息で
  •  0になるまで吹き切ること

たったこれだけなのに、半年続けて1.5倍くらい長く吹けるようになりました!

楽器は吹くことだけが練習じゃないですね

クラリネットが上手くなりたい!練習方法②イメージを持つ

練習効率を上げるために必要なのは、今何を練習しているのかを明確にすることだと思います

ここでお伝えするのは、その効率を上げるために意識することやイメージの作り方2つ

普段の練習に、ぜひ活かしていただきたいです!

1. 基礎練習で意識すること

ご自身で決まった基礎練習があるかと思います

やった方がいいと言われているから、とりあえずやってみる

と、重い腰を上げて基礎練習に取り組んでいませんか?

なぜ基礎練習が必要かというと、好きな曲を上手に吹くためなのです!

よく基礎練習は基礎、曲は曲、と別に考えている人がいるようですが、それは違います

せっかく基礎練習をしているのだから、どうせならその練習を曲に活かしましょう

 地味なスケール→曲の旋律を滑らかに演奏するため

 つまらないロングトーン→ブレないで真っ直ぐ演奏できるように

 舌が疲れるタンギング→フレーズの切り替えしを美しく、また雑みで音楽の流れを止めないように

上記のように曲と関連づけることで、意味のある練習に変わってきます

なぜ練習しているのか、ということが分かるだけで、基礎練習も楽しくなってきませんか?

2. どのように演奏したいかイメージを持つ

何もイメージしないで出す音と、吹きたい音をイメージしてから出す音は全然違います

音楽って、感性だけじゃなくて意外と頭使うんですよね…

クラリネットの場合、低音・中音・高音・ハイパー高音で息の流し方が変化することをご存知でしょうか

同じ息の流れで吹いてた!という方は、これを機に意識してみましょう

 低音域(最低音ミ〜真ん中のド):太く深い息

 中音域⑴(真ん中のレ〜真ん中のラ):出しやすい息

 中音域⑵(真ん中のシ〜高いファ):出しやすい息のまま素早く

 高音域(高いソ〜上のド):細く鋭い息

 ハイパー高音域(上のレ〜最高音):ハイパー細く優しい息

この息の流れを意識して、演奏してみてください

今までに比べて吹きやすくなりませんか?

どのような息を出すかイメージすることで、事前準備が整い、演奏しやすくなる

演奏にも準備が必要となってくるわけです

曲を演奏する上でも意識することはたくさんあります

  •  どのように演奏したいか
  •  自分はどんな音を出したいのか

事前にイメージすることで、あなたの音楽に色が入ります

塗り絵を完成させるかのように、イメージ通りの音を出すために練習していくのです

クラリネットが上手くなりたい!練習方法③半音階スケール

冒頭で、呼吸が大切だというお話をしました

ここではその呼吸をと同じくらい大切な半音階スケールのお話です

なぜ半音階なのか。

それは、全ての音を鳴らす練習が必要だからです

全音の練習だけだと、当然、いつも鳴らさない音は鳴りにくいまま

実際に練習を続けた私が、どのような効果を実感しているかというと、

  •  音の繋がりが滑らかになる
  •  指が軽くなり、速いパッセージも簡単に
  •  経過の雑音がなくなる

こんなにも良いことだらけ!

しかし、半音のスケール練習を始めて効果を実感したのは、約2ヶ月後くらいでした

時間はかかりますが、練習を続ければ確実に上達する未来があります

それが1日5分だろうと、1分だろうと関係ありません

定期的に続けることが何よりも大切なのです

そしてここまでくれば、ただ練習すれば良いわけではない、ということはお分かりなはず。

半音階スケールの練習で意識することは、

 「指を抑える」ではなく、「指を放す」イメージ

どうしてもトーンホールは穴が空いていますから、それを塞ごうと意識してしまいがちです

そうすると指に無駄な力が入って、動きにくくなってしまいます

もともと指が吸い付いていて、それを放すイメージに変える

それだけで力の入れ方が変わりませんか?

ストレスフリーな演奏で、あなたの美しい音色に磨きをかけてほしいと思います

まとめ:クラリネットが上手くなりたい!毎日5分でも効果が出る方法3つ

毎日5分でも効果が出る練習方法を3つお話しました

一度に色んなことを意識しては練習効果が薄れるので、一つに絞って練習してみてください

その一つがクリアできたら次、その次、と順番に攻略していくのが効率良く上達する道だと思います

二兎追うものは一兎も得ず、少しずつ一緒にがんばりましょう!

やなだ
やなだ

練習は短期集中型タイプです!1日2時間が限界。

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