こんにちは、やなだです!
よくレッスンで「先生のように指が回らないです」というお話を聞くので、今回はその対策。
誰でも指が回るようになる練習方法をお伝えします
楽器ありと楽器なし、それぞれの練習方法があるので、忙しい社会人の方にもおすすめです◎
1日3分で指が回るようになる練習①指のストレッチ
クラリネットは指を使う楽器なので、指1本1本のコントロールができないと速い動きはできません
いきなり楽器を持つのもいいですが、まずはストレッチから入ることをおすすめします
ストレッチをすることのメリットは、
- 指を動かしやすくなる
- 柔軟に指が回るようになる
- 指のコントロールが楽になる
デメリットはありませんので、やらない選択肢はありませんね!
(人前で黙々とやりだすと、恥ずかしい思いをするかもしれません…)
もちろん、楽器が練習できない時も役に立ちます
ストレッチの練習方法が2つありますので、ぜひお試しください
1.グーパー運動
握力を強くするために行うのがグーパー運動といわれていますね
実は、1つ意識をするだけで指ストレッチにもなるのです!
(わたしはグーパーしすぎて握力が女性平均より遥か彼方に…)
その1つとは、
・指の関節を意識的に動かすこと
簡単でしょう?
特に指の第一関節を意識するようにしてください
あとは思いきりグーパーするだけ。
これを20〜30回繰り返し行うと、指の血行が良くなるのを感じられるはずです
写真で見ると、↓このような形になります
1つ目のストレッチはこれにて終了です
2.指折り運動
続いて2つ目のストレッチに入りましょう
その名も指折り運動!
ただ数を数えるように、指を折っていくストレッチになります
ここでも意識していただきたいポイントがあるので、しっかり指に意識を向けてくださいね
- 左右で1つずらして数えていく
- 四分音符=120のテンポで動かせるように
やり方はこんな感じです↓
初めは難しく思うかもしれませんが、慣れると簡単になります
どの指を動かしているのか把握できていない、という生徒さんのために取り入れているストレッチです
自由に指をコントロールするためには、1本1本独立した動きが必要になります
この上記2つのストレッチは楽器なしでもできるので、できるだけ毎日取り入れられると◎
1日3分で指が回るようになる練習②半音階スケール
ここからは楽器ありの練習方法になります
以前、「クラリネットが上手くなりたい!毎日5分でも効果が出る方法3つ」でも触れました
半音階のスケールは色々な効果があるので、非常におすすめです
■半音階スケールの効果
- 指がよく回るようになる
2. 音の繋がりが滑らかになる
3. 経過の雑音が減る
最低音から最高音までをメトロノームに合わせて演奏するだけなので、今からすぐできる練習ですね
どのくらいやればいいの?と思った方へ
それは自由です!1日1回を毎日続けるだけでも効果はあります
個人的には5往復くらいが最低ライン!とも思いますが、イヤイヤ練習しても効果は出ません
やる気のある時はできるだけ多く(8〜10回)、できない時は1回、と
自分の中でルールを決めてみるのも、メリハリのある練習になっていいですね◎
1日3分で指が回るようになる練習③拍頭にテヌート
速く指を動かさなければいけないとき、気持ちだけ前に前にと焦っていませんか?
そうすると指も滑るし、タンギングはズレるし…いいことありませんよね
その解決法として、大切なことは
・拍頭の音を丁寧に吹く意識を持つ(テヌートをつける気持ちで)
ずっと吹き続けていると、意識が散漫になりますよね
そこで拍頭の音にテヌートをつける気持ちで演奏してみると…
あら不思議。頭の中が拍ごとに整理されて、以前よりも吹きやすくなっている!
という現象が起こると思います
(※実際に全ての拍頭にテヌートを付けていたら”くどい演奏”になるので、あくまでも気持ち程度です)
次の音に行く準備が整っているとより速く動かすことができるので、息・運指も意識できると◎
あれもこれもと考えながら(or何も考えない)演奏するより、整理してから演奏した方が良い演奏になりますよ!
整理ができたら、後は繰り返し練習あるのみです。
まとめ:驚くほど指が動く!1日3分で指が回るようになる練習
ストレッチと半音階のスケール、これだけでかなり効果がありますのでぜひ挑戦してみてください
1日で長い時間練習した!というよりも、短くても頻繁に練習した方が集中力も続いて効率が良い練習になります
何事も小さな積み重ねが大切、ということですね
ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです♪
最後まで見てくれてありがとう〜!