こんにちは、やなだです!
日頃からお世話になっている楽器を長持ちさせるためには、お手入れが何よりも大事ですよね
今回のテーマは「クラリネットのお手入れ方法」
誰でも簡単に、お家にあるものでお手入れができちゃいます
初めにお伝えしますが、代用品はあくまでも代用品なので、長期で使うのは避けましょう
(※楽器破損につながる恐れもありますので、できるだけ専用のものを使用することをおすすめします)
やなだ流クラリネットのお手入れ方法!準備物は6つ
写真では7つ用意がありますが、準備物は6つで大丈夫です
その他代用できるものも記載しますね
①汚れ拭き(⑦で代用可)
②本体用スワブ(ガーゼなどでも可)
③コルクグリス(ワセリンでも可)※注意
④クリーニングペーパー(あぶらとり紙でも可)
⑤本体磨き用クロス(⑦で代用可)
⑥綿棒
⑦綿100%の洋服(①・⑤がない人用)
ザッと見る限り、お家にあるものがほとんどですよね
それでは早速やっていきましょう!
やなだ流クラリネットのお手入れ方法!組み立て方法
まずは楽器を組み立てる際、必ず使用して欲しいのが③コルクグリスです
実はこのコルク、季節によって太さが変動しています
夏は湿気を吸い太く、冬は湿気が引き通常に戻る
この原理は楽器のコルクが新しいほど起こります
組み立てでなかなか入らず、力いっぱい入れようとすると繊細な他のキーが曲がってしまうことがあるので、積極的に使用してください
どんなコルクグリスを使おうとも、必ず手に取り、指で直接コルクに塗布することをおすすめします
指で塗ることにより、塗りすぎを防ぐことができるからです
練習後は必ず拭き取ることをお勧めします
代用品のワセリンの場合なら尚更です
コルクグリスを塗った後の組み立て動画もありますので、こちらもご覧ください
やなだ流クラリネットのお手入れ方法!片付け方法
お次は練習後、片付けの簡単お手入れに入りましょう
こちらは工程が多いので、小分けして見ていきたいと思います
5つの工程を上げていますが、毎回全ての工程が必要なわけではありません
目安も記載していますので、ご自身のペースにあった期間でお試しください
①と②は毎回
③と④と⑤は練習頻度によって、定期的に
片付けお手入れ①楽器本体の水分を拭き取る
まずは管体すべての水分を取り除きます
マウスピースと楽器本体を分けて、それぞれ水分がなくなるまで②スワブを通してください(大体2〜3回)
スワブはしっかり広げ、マウスピース・本体どちらも、必ず下から通しましょう
それはなぜかと言うとですね、、、
上管の内側、覗いていただくとわかると思いますが、出っ張りがあります
上から通すと、この出っ張りに負担をかけてしまい、最悪修理が必要となってしまう場合があるからです
今まで上から通してしまっていた!という人は、今日から直しましょう
スワブを通し終わったら、①汚れ拭き(⑦でも可)を使い、コルク回りやタル・ベルのくぼみに残った水分を拭き取ってください
片付けお手入れ②タンポの水分を取り除く
タンポの調子は音色に響きますから、しっかりお手入れしておく箇所です
すべてのタンポに④クリーニングペーパーを挟みます
水分が完璧になくなるまで、キーを動かして吸い取りましょう
タンポの水分を放置していると、ピッタリ塞げなくなり音が鳴りにくい状態になります
いつも通り演奏しているのに、調子が悪いなと感じたら疑う箇所の一つです
少しのずれも楽器に影響を与えてしまう…なんて繊細なんでしょう
わたしの日々のお手入れはこれにて終了です
片付けお手入れ③コルクグリスの除去
ここからは週に1回は行いたいお手入れです(ほぼ毎日練習しているため)
毎日コルクグリスを塗ってから練習を始めると思いますが、終わった後、すべて取り除けていますか?
どうしてもすべては難しいですよね
そんな時のお助けアイテムがこちら!⑥綿棒
塵も積もれば山となる で溜まった汚れが、綿棒で一周すればご覧の通り
放置すればするほどヘドロになるので、ご自身の練習頻度に合わせて定期的にお手入れすることをおすすめします
■目安お手入れ頻度
ほぼ毎日練習している:1〜2週に1回
週に3〜5日の練習:3週間〜1ヶ月に1回
週に1日の練習:1〜2ヶ月に1回
片付けお手入れ④キーを磨く
こちらも上記の③コルクグリスの除去と同様の頻度、できる人は毎回お手入れしたい箇所です
キーとは、指で抑えられない箇所を塞ぐために取り付けてあるものを指します
クラリネットでいうと、銀色の部分をイメージしてもらえば分かりやすいでしょうか
このキーは合金ですので、指紋をそのままにしておくとサビの原因になってしまいます
銀色の箇所はできるだけ⑤本体磨き用クロス(⑦で代用可)を使い、優しく拭いてあげてください
■目安お手入れ頻度
できれば毎回
面倒な場合は汚れが目立ったら
片付けお手入れ⑤トーンホールのお掃除
ここからは3ヶ月〜半年に1回できるといいお手入れ。(わたしはサボりがちです笑)
先程登場した⑥綿棒ですが、もう一つ使い方があります
指で抑えるトーンホールをよ〜く見ると、白いものが…
こちら、指垢です!!(き、汚い…泣)
楽器を演奏する上ではどうしようもない汚れなので、定期的にお手入れしてあげれば問題なし!
綿棒で取り除いてあげましょう
■目安お手入れ頻度
どの練習頻度でも、3ヶ月〜半年に1回
やなだ流クラリネットのお手入れ方法!誰でも簡単、お家にあるものでもOK:まとめ
お手入れもたくさん方法はありますが、今回は簡単にできるもののご紹介なのでここまでにします
本格的なお手入れはまたの機会に。
これらに加えて、定期的に楽器のメンテナンスをプロの技師さんにしていただくことをおすすめします
楽器との仲を深めるためにも、お手入れを頑張りましょう!
愛情をかければかけるほど、良い音を出してくれます♪